イベント終わりには感想メールを書こう

みなさまこんばんは。

 

昨日Twitterで、「イベントの後にラジオに感想を送るのはあたりまえな事じゃない」と知り、愕然としたので、メリットをゴリゴリ書きたいなと思います。

 

1.本人にすぐ届く

まずはこれ。事務所宛ての直筆のお手紙もいいですが、お手紙は書くとなると時間も準備もかかります。

メールなら、スマホでその場でチャチャっと書ける!

帰りの電車で、今Twitterにぶん投げようとしている熱い思いを、メールソフトにも打ち込んでみよう!

 

2.もしかしたら名前呼ばれるかも

近況トークの時間に、必ずと言っていいほど、直近のイベントの感想メールは読まれます。自分のメールが読まれたら、めちゃくちゃ嬉しくないですか?

普段はメールを送らないという人にとっても、イベントの感想なら、ハードルが低くて、送りやすいよ!!(新規ハガキ職人誕生の為に声をデカくして言いたい)

 

3.自分の中でイベントの思い出の、咀嚼、再構築の機会になる

高まっていると、案外イベントの内容って、パッとすぐには出てこないもの。

でも、お便りを書くために、自分の中で反芻しているうちに、特に何が楽しかったとか、見えてくるはず。

思い出を、より美しいものにしよう!

 

 

要するに、イベントの感想メールを、もっとみんな送って!!(盛況感出るし)

リアクションメールって現国みたいじゃね?

どうもこんにちは。

 

今回は一番自分が好きな「リアクションメール」の話を書こうと思うんですが、最初に断ります。

この記事では、論理を導入して国語的な観点から、リアクションメールを掘り下げていきます。

なので書き方・読まれ方の話はほぼしません。

 

その辺の話は、サムライダーさんのブログがとても参考になるんで、まずはこちらを読んでいただいて、リアクションメールのいろはを知っていただいてから、尚お暇がございましたら、この記事を読んでいただければと思います。

note.com

 

 

〇はじめに

さて、みなさまは現国に、どんなイメージをお持ちでしょうか?

現国は何もしなくても85点以上と5段階の4は取れたから、授業なんか聞いてなかったなんて方も、いらっしゃるかと思います。ぴぴぴぴー。

現国って本来は、与えられた文章を読み取り、文章の言わんとすることを、本文の論理構成そのままに、再構築して表現する力を身に付ける科目なんですね。

 

僕はリアクションメールって、ラジオのトークを聴いて、盛り上がったポイントや、やらかしたポイントについて重点的に詰めたり、トーク全体の流れをまとめ直すんで、流れとしては現国の問題を解くのと、大筋は同じことをするものだと思っています。

「正解」の形も、現国では正解=出題者の読み取った内容、メールでは正解=作家やパーソナリティにウケたものになり、自分の組み立てた文章が、読ませる相手の感性に合致するかどうかが問われるという意味では、同じだろうと思います。

 

それじゃあラジオを全く楽しんでないじゃないか、メールが読まれたいだけだろって方、”そういう遊び”だと思って、大目に見てください。

 

〇現国と論理

じゃあまず、論理って何やねんってところから。

現国に使われる論理構造のパターンは、出口汪の「論理エンジン」が一番参考になるので、詳しくはこちらのページを読んでみてください。

論理エンジンを知る10のtips | 論理エンジンとは? | 論理.jp 論理エンジン公式サイト ~国語力を劇的に伸ばす驚異のメソッド

 

ポイントだけ取り出すと

 

  1. 主語ー述語
  2. 言葉の繋がり
  3. 文構造
  4. スパイラル方式
  5. 論理的関係
  6. 同義
  7. 対立
  8. 因果
  9. 段落と全体
  10. 心情

 

この挙げられている10点がそのまま、ラジオメールに使いがちな構造になります。特にスパイラル方式については、ネタのクオリティの話にも繋がる重要なポイントかなと思います。(決して出口汪の回し者ではございません。)

 

〇組み立て方の話

現国の答案は、解答の要素を並べていく加点方式で、採点されると言われています。

設問で問われている事項について、本文中から必要な要素を見つけ出し、要素同士を本文全体に横たわる論理構成・事実関係と同じ構成で組み合わせることで、得点が貰えるってわけです。(実際は一つの設問に対して、全ての要素を見つけ出すことは不可能に近いので、部分点が与えられます。)

 

これをリアクションメールに置き替えて言うと、トークの中で抑えるべきポイントを、いくつかピックアップして、元のトークに対して齟齬がないような順序・表現で書くことが、ベースになるわけです。

ただ、ラジオのメールとしては、要約・言い換えだけではつまらないので、所見を加筆することで、「リアクションメール」と呼べる物が完成します。

 

拾っていくトークの要素の数と、所見の量で、様々な形のリアクションメールが出来上がりますが、採用してもらえるリアクションメールっていうのは、要素の抑えが完璧なものか、所見部分に熱の籠ったものが、多いように感じます。

 

以下、要素の数と所見の量の異なる、リアクションメールの実例を3種類、紹介したいと思います。

 

〇例1(要約中心型)

トークの要素を抑えていくことに重きを置き、所見は最低限のみ記したタイプの例です。  

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要約中心型

 「鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト」に、桃井はるこさんと永野希さんがゲストに来られ、2000年~2020年にかけての、約20年間の「アキバ系」音楽について、ひたすら語られた回のリアクションメールです。

自分としては、

  1. アキバ系音楽に20年近くに携わってきたというお二人の経歴
  2. ひたすらトークが懐かしいサブカルチャーコンテンツの話に始終した事
  3. トークの中で重視されたのは、時代ごとに変化したトレンドの形だった

という3点の要素を、メールに盛り込みました。

そしてこの3点を、しっかりと本編のトークの趣旨が伝わるように、組み合わせました。

その上で最後に一行、自分の所見を記して、リアクションメールとして仕上げました。

いわゆる「感想メール」と呼ばれるタイプです。

 

〇例2(所見中心型)

トークの中でもっと掘りたいと感じた所を厚くしたタイプの例です。

 

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所見中心型

乃木坂46オールナイトニッポン」で、「湘南はどこからどこまでを指すのか」というテーマで盛り上がった際の、リアクションメールです。

トークから拾ったのは上述の議題のみで、自分の所見をひたすらに述べています。

レスポンスを求められるような問いかけや、世代トークが出た際に、よく使われます。

「リアクションメール」と聞くと、このタイプを思い浮かべる方が、ほとんどではないかと思います。

 

〇例3(ハイブリッド型)

トークの要素を使って、自分の所見を述べていくタイプの例です。

難易度の高いものにはなりますが、上手い物が仕上がると、かなり力強いパーソナリティーへの(ラジオ的に盛り上がる良い意味での)煽りメールになります。

 

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ハイブリッド型

飯田里穂のTHE CATCH」で、「イマドキJK語クイズ」をした際に、問題として出題された5つのJK語を、全て使ってリアクションメールを書きました。迷言、失言、誤答があった際に、このタイプはよく使われます。

 

〇終わりに

ラジオのメールに、確実に読まれる方法なんてものは、存在しません。

しかし、実際に読まれているメールを分析していくと、みんな闇雲に書いている訳ではなく、ある程度アプローチには共通するところがあるというのが、見えてくるはずです。

そこに自分の持っている感性・知識を載せることで、自分にしか書けないメールが、生み出せるのではないでしょうか。

リアクションメールは、一番自身の感性・知識を発揮できるフィールドであるように、私は感じます。

ふつおたって結局ナニモン?

今回はラジオの定番「ふつおた」についての記事です。

 

今回のラインナップ

  • ふつおたとは
  • 近況報告
  • 感想
  • 自分語り
  • 意見・要望

 

ふつおたとは

ふつおた」って、ラジオでよく聞くワードですが、実際どういうメールがふつおたと呼ばれるのか、分からないという人も多いと思います。「普通のお便り」の略語なんですが、ここでの「普通」とは、「一般にラジオ番組によく届くタイプのお便り」というのが、私の解釈です。

英語だと「Free Message」という訳が当てられるかと思うんですが、要するに好き勝手何書いてもいいよってコーナーです。

しかし、何を書いてもいいとは言っても、求められるもの、使われるメールには、やはりパターンってものがあります。

色々な番組に届くふつおたを聞いていると、概ね次の4つのタイプに、大別されるなと感じます。

 

  1. 近況報告
  2. 感想
  3. 自分語り
  4. 意見・要望

この4つの分類を使って、今回は具体的にどういう事を書いていくのが王道なのか、掘り下げていきたいなと思います。

 

〇近況報告

ラジオ番組の多くは、パーソナリティの方の近況報告から始まるので、その枠を狙って差し込むメールになります。題材としては、出演情報、リリース情報、SNS等で発信されたエピソードなんかが、よく使われます。情報は公式サイトやTwitterなんかで集めてください。

 

実際に採用されたものを、3例掲載しておきます。 

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出演情報

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リリース情報

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SNSトーク

 

〇感想

番組の感想と、ライブ・イベントの感想の2パターンがあります。

番組の感想は、収録系の番組はふつおたとして扱われますが、生放送番組では多くの場合は、リアクションメールで扱われます。番組を聴いて思った事や、より広げて欲しいと思った話題について書くのが一般的です。(リアクションメールの話は、また今度書きます。)

ライブ・イベントの感想は、参加した感想を、そのままぶつけてください。近況トークに含まれる場合もあります。

 

実際に採用されたものを、2例掲載しておきます。

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番組の感想

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ライブの感想

 

〇自分語り

多くの人が思うふつおたのイメージに、一番近い物です。

自分のエピソードを送って、パーソナリティに聞いてもらうってやつです。

パーソナリティに共感してもらえそうなエピソードだと、話が広がるかなと思います。

 

実際に採用されたものを、1例掲載しておきます。

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自分語り

 

〇意見・要望

番組やパーソナリティにやって欲しい事になります。

思うがままに欲望をぶつけましょう。

僕はこんな欲望をぶつけました。

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要望

 

ふつおたがどんなものか、少しはお伝えできたでしょうか?

皆さんも自由に、書いてみてください。

ラジオメールの書き方的なの

はじめまして、ガグビーと申します。

趣味でラジオ番組にメールを書いています。

今回はステイホームが叫ばれる時流の中、ラジオを聞く機会が増えているものの、メールの送り方が分からないというお声を多数お聞きしたので、自分なりにお伝えできる事があればと思い、筆を執ってみました。

暇人の戯言に、お付き合いいただければと思います。

 

今回は初級編ということで、最低限フォーマットについてだけ、触れさせて頂きます。

中身についてはまた次回以降で。

 

 今回のラインナップ

  • 準備するもの
  • 送り先
  • 件名
  • ラジオネーム
  • 本文
  • 署名等
  • 構成例

 

〇準備するもの 

メールを送るにはまず、メールアドレスが必要です。

メアドは携帯の物でも、PCの物でも、何でも大丈夫です。

 

あとは送ろうという気概があれば大丈夫です。

 

〇送り先

基本的には番組ごとにアドレスが用意されていて、ホームページやTwitterで公開されているので、そちらのアドレスに送りましょう。

送り先アドレスは、しっかり確認してください。(間違ったアドレスに送ってしまう事故は割とよくあります。身内に自分のラジオネーム見られた時は最悪だね☆)

 

番組によっては、投稿フォームを用意してくれている場合もあるので、その場合はフォームを埋めて送信すれば、しっかり届きます。

 

〇件名

基本はお便りを送りたい先のコーナー名を書いてください。

どのコーナー宛てでも無いおたよりは、「ふつおた(『普通のお便り』の略)」と書いておけば大丈夫ですが、ライブや番組の感想の場合は「〇〇の感想」、番組への意見・要望は「意見」「要望」などと具体的に書いておくと、スタッフさんやパーソナリティの方が目を通す際に、スムーズになるかと思います。

 

〇ラジオネーム

ここが一番のハードルだという方も多いのではないでしょうか?

ラジオ番組で常連と呼ばれる人達の中には、ラジオネームから面白い方もいますが、ラジオネームは基本的には、インモラルな物でなければ、なんでも大丈夫です

ラジオネームで不採用となるのは、「公序良俗に反する単語・表現が含まれている」「スポンサー付き番組で、スポンサーの競合他社を連想させるワードが含まれている」場合の二つです。

 

参考までに、ラジオネームの王道パターンを、いくつか載せておきます。

  • 有名人の名前や、楽曲のタイトルをもじる
  • 一般名詞+自分の苗字
  • 在住地名+自分の名前, ニックネーム
  • 形容詞+好きなキャラクター名
  • 座右の銘

 

また、番組によっては、自身のプロフィールを送ると、パーソナリティの方がラジオネームを命名してくれる番組もあります。僕はラジオ大阪で放送中の「めっちゃすきねん」という番組で、命名して頂きました。推しに命名してもらった名前には、思い入れができ、モチベーションアップに繋がるので、聞いている番組のその手のコーナーがある場合は、積極的に利用されるといいかと思います。

 

〇本文

1行目はまず挨拶から。

手練れは呼び方や挨拶からボケてきますが、最初は「〇〇さんこんばんは!」とシンプルなもので大丈夫です。

 

2行目以降には内容を書いていきますが、「適宜句読点を入れて区切る事」、「難しい漢字や固有名詞にはフリガナを付ける事」、「誤字脱字をチェックする事」の3点が、心掛ける事かなと思います。

文章の体裁よりも、中身の方が圧倒的にウエイトが大きいので、メールが長くなっても、言いたい事は詰め込んだ方がいいです。長さは作家さんが適時調整してカットしてくれるので、こちらはメールに言いたい事を、ガンガン書き記していきましょう。読まれやすい構成を考えるのは、慣れてきてからで大丈夫です。

 

文末は、最初は本文の話題に関連付けた質問で締めるのが、オーソドックスかなと思います。質問があることで、パーソナリティの方がスムーズに、お便りを受けてのトークを展開をしやすくなるというメリットがあります。こじつけの質問は気持ち悪いという意見もありますが、尻切れトンボなメールよりは締まりが出ると、個人的には思います。

 

〇署名等

こちらは任意です。

番組によっては、住所が書いてあるとノベルティを送ってくれたり、電話番号が書いてあると企画でかけてくれる場合があるので、書いていて損は無いと思います。

以下、私がメールに書いている物です。

  • 郵便番号・住所
  • 氏名
  • 電話番号
  • 年齢
  • 職業

〇構成例

上記を踏まえまして、私の実際に書いた例を、載せさせて頂きます。

参考にしていただければと思います。

(『超!CUE!&A』木曜日に送り、実際に採用されたものを、署名部分だけ改変しております。)

 

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構成例

 

以上、こんな感じでメールを書いていただけば、それっぽいものが出来上がると思います。

お読みいただきありがとうございました。